Dembow
デムボウ
レゲトンの土台になったリディム。名の由来はShabba Ranks。
レゲトンの心臓部にあるリズム型。名前はShabba Ranksの『Dem Bow』(1990)から来ている。パナマ勢がこの曲周辺のリディムをスペイン語で歌い直し、その伴奏がプエルトリコのアンダーグラウンドで繰り返し使われるうちに、ジャンルの土台そのものになったとされる。ブン・チキ、ブン・チキと跳ねる反復が特徴で、同じ型を共有するからこそ声とフックの個性が前に出る——この構造はジャマイカのリディム文化と同じ。ドミニカ共和国では、さらに速いdembowという独自ジャンルにも育った。
使われ方
Shabba Ranks『Dem Bow』(1990)周辺のリディムがスペイン語圏で共有され、ジャンルの土台になった。ひとつのリズム型が国境を三つ越えた話。
聴きどころ
ブン・チキ、ブン・チキの二拍の跳ね。レゲトンでもドミニカのdembowでも、この型が聴こえたら同じ家系。
混同しやすい点
「レゲトンのビート」とだけ覚えると出自が飛ぶ。ジャマイカ産のリディムがパナマ経由で定着した輸入品。
聴きどころ
レゲトンを一曲かけて腰が動いたら、それはDembowが仕事をしている。