Bars + Zine

BARZINEとは

BARZINEは、Bars + Zineから生まれたカルチャーメディアです。

Barsは、ラップの一節。DeeJayの一声。Singjayのメロディ。現場で飛ぶ掛け声。フロアを揺らすベースライン。腹の底に残る低音。帰り道まで消えないワンフレーズ。

Zineは、誰かが自分の手で作り、仲間へ手渡してきた小さなメディア。大きな出版社やテレビが拾いきれない熱を、紙で、コピーで、フライヤーで、ステッカーで残してきた文化。

BARZINEが見ているのは、ステージの真ん中だけではありません。

Reggaeのサウンド、DancehallのDeeJay、Hip-HopのMCだけではない。Producer、DJ、Selector、Dubplateを切る人、Soundman、Dancer、Graffiti Writer、Fashionに関わる人、Designer、Photographer、Promoter、Club Staff、Collector、Shop、Zineを刷る人、Blogを書く人、Podcastを録る人もいる。

告知を回す人、機材を運ぶ人、次の夜を仕込む人、そしてListenerまで。音楽は、スターだけでできていない。現場にいる全員の手で、少しずつ育っている。

日本のブラックミュージックカルチャーには、いくつもの入口がある。Reggae、Dancehall、Dub、Lovers Rock、Hip-Hop、R&B、Soul、Funk、Jazz、House、Bass Music。クラブ、ライブハウス、野外、レコード屋、服屋、バー、スタジオ、路上、団地、港町、繁華街、地方都市。

どこかの誰かが、海外から届いた音に衝撃を受けた。誰かがレコードを買った。誰かがラジカセで録った。誰かがミックステープを回した。誰かがマイクを握った。誰かが踊った。誰かが壁に描いた。誰かが服で主張した。誰かがイベントを打った。誰かが朝までスピーカーの前に立った。

誰かが誰にも見られない場所で練習した。誰かが悔しさを飲み込んで、また現場に戻った。その積み重ねで、今のシーンがある。

BARZINEは、日本に限らず、世界のブラックミュージックカルチャーを見ています。ジャマイカのSound System。ニューヨークのBlock Party。UKのBass Culture。アメリカ南部のTrap。日本のローカルシーン。クラブの夜。アンダーグラウンドの熱。表のニュースだけでは見えない、音楽の周辺にある態度。

流行を追うためでも、消費して終わるためでもありません。先輩たちが見せてくれた軌跡を記録する。その背中を追う人が、いつか超えていけるように。まだ名前のないローカルの動きが、消えずに残るように。小さな現場の熱が、次の誰かに届くように。

現場には金がいる。時間も、体力もいる。集客で折れる夜も、告知が届かない日もある。正しいことを言っても、報われないことがある。好きだけでは食えない現実もある。

それでもやめられない人間がいる。音が鳴る場所に、また戻ってきてしまう人間がいる。一曲で立ち直る夜がある。低音で胸の奥がほどけることがある。知らない街で、同じ曲を好きなやつと目が合うことがある。

先輩の一言で、もう少し続けようと思えることがある。フロアの熱で、明日を生き延びられることがある。誰にも言えなかった痛みが、ビートの上で少しだけ軽くなることがある。

BARZINEは、その瞬間を信じています。

Reggae、Dancehall、Hip-Hop、Dub、Soul、R&B、Sound System Culture、Club Culture、Street Culture、Local Cultureへ。

MC、DJ、DeeJay、Singjay、Selector、Soundman、Producer、Dancer、Graffiti Writer、Fashion Designer、Photographer、Promoter、Shop、Club Staff、Zine Maker、Writer、Journalist、そしてMusic Fanへ。

あなたたちが現場を作っている。あなたたちが文化をつないでいる。あなたたちが次の世代の入口になる。

BARZINEは、そこにBig Respectを送ります。

ひとりでも多くの人が、音楽で救われるように。

ひとつでも多くの現場が、次の世代へつながるように。

ローカルの音が、世界のどこかまで届くように。

BARZINEは、そのために記録を残します。